一番有名どころのCloud IDEです。 AWSに買収されてAWSのファミリーとしてCloud9を利用することができます。 今から登録するとAWSに統合されたCloud9にリダイレクトされますが、買収前のCloud9も依然として利用することができます。(会社の一人の開発者も前のCloud9を利用中です)
一言でまとめると”EC2インスタンスについたIDEの皮”だと思います。
EC2を利用していた人にはとっつきやすいですが、設定時にAWSワードがでてくるので知らない人は勉強する必要があります。将来的に知っておいて損はないのでここから始めるのも手だと思います。これがAmazonが買収した意図かもしれません。
スクショでみていきましょう。
Tokyoリージョンは選べない
3ステップの環境設定
セカンドステップでAWS用語のec2やt2.microなどがでてくる。プログラムを書くという目的のためにインフラを知る必要があるのかどうかは疑問だ。逆に知っている人はサクサクいける。t2.microの1Gメモリじゃアプリ乗ってもスワップしまくって作業にならないとか。
初期起動は2,3分ぐらいかかる
ec2インスタンスだしそのぐらいかかるよね。
デフォルトでEC2インスタンスに直接sshは不可
普通のt2.microインスタンスです。セキュリティグループであるサブネットのsshしかデフォルトオープンしてない。そして、keyが設定されてないのでCloud9のインスタンスの直接サーバ化には、インスタンス自体のsshサーバの設定を変更して、sshをパブリックにオープンする必要がありそう。
美しいUIと多岐にわたる設定
ACE editor。オープンソースのAceエディタにはドキュメントがあまりなくここまで綺麗にするには独自のノウハウor凄まじい時間をかけてアダプトしたのか(戦々恐々)。Ace editorのテーマはサポートされていてそれにあうUIも良い感じ。これを使いこなすのはまた別途勉強が必要。プラグイン機構がなさげなのが残念。
再開時に30秒ほどかかる
30分利用しない(デフォルトが30分。変更可能)とEC2インスタンスが停止し、課金が止まる。したがって、停止から再開に30-40秒ほどかかる。
まとめ
- ブラウザ一つで開発が進められる。
- UIは美しく、もっさり感もあまりない。しかし、IDEの設定が沢山ある。
- 停止から再開に30-40秒ほどかかるので少し待つ必要がある
- Tokyoリージョンで使えない。しかし、シンガポールでも遅延は気にならない。
- 下記のような良心的な価格設定から始められる。 大規模なRailsアプリなどは1Gじゃ足りないので他のインスタンスを使う必要あり。価格帯は教育用途には合っているように思う。